通販の自動車保険はなぜ安いのか

自動車保険 通販

自動車保険の販売形態には通販型と代理店型とがあります。

代理店型は保険代理店を通して保険を販売し、通販型は代理店等を通さないで直接に販売します。


代理店や支店の経費など中間コストを省いた通販型は同じ保険事業でもコストを大幅に低くすることができます。
通販型各社は省いた中間コストを保険料の低減や事故対応・無料サービスの充実に振り向けています。


中間経費の中でも保険料の20%にあたる代理店手数料の有無は決定的な違いになります。
保険料の2割の経費で代理店のメリットが本当に必要か、必要な時にそのメリットがきちんと受けられるかが重要なポイントでしょう。


代理店型関係者は代理店が身近なことの「万が一の時の安心」をアピールしますが、 9割が副業代理店であり常に十分なメリットを期待できるわけであはありません。
1割のプロ代理店の場合は「安心」が実現しますが、副業代理店の場合はそうとは限らないと考えるべきです。




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通販型と代理店型の保険料の違い


通販型と代理店型の保険料を同条件で比較した例です。
一括見積もりだと両タイプの年間保険料の相場の違いが一目瞭然にわかります。

4社ずつの平均で1万6千円近くの差があり、通販型の最安と代理店型の最高では2万円を超える差になっています。



30代家族の例
■年間保険料の比較(対人-無制限、対物-2千万円、搭乗者障害-1千万円、人身障害-なし)

  • <通販型>
  • チューリッヒ    37,080円
  • アクサダイレクト  40,280円
  • アメリカンホーム  42,250円
  • ソニー損保     42,760円
  • −平均ー      40,593円
    
  • <代理店型>
  • あいおい損保    52,800円
  • 日本興亜損保    57,540円
  • 富士火災      56,990円
  • 東京海上日動    57,770円
  • −平均ー      56,275円

【条件】住所/東京、年齢/33歳、次契約/14等級、30歳以上担保、走行距離10000km、車体/ホンダ・ステップワゴン、型式/RF7、使用目的/レジャー、免許証の色/ゴールド、運転する家族/配偶者(30歳)、家族限定/なし、エアバック、ABS装置/あり、車両保険/210万円(一般、免ゼロ付)


自動車保険の通販型と代理店型との違いを知るには、
各種解説などよりも一括見積もりの方がはるかに近道かもしれません。

「通販型より代理店型の方が安心」を検証


「良いプロ代理店を探すのが重要」
「保険会社選びよりも代理店を選ぶことの方がはるかに重要」

ネットの質問サイトなどに多い車の保険の回答例です。


考えてみるとこれは納得しにくい話だと思います。
代理店手数料(保険料の20%)が「安心」のためのコストであるなら、コストを支払う顧客の方がなぜ安心な代理店探しをしなければならないのでしょうか。


プロ代理店が身近に無くても、また見つからなくても、保険料が安くなるわけでもないのです。
取扱い代理店が車ディーラーで保険の素人だから5%ということにはならずに、一律20%です。


専業のプロ代理店は業界の10%と言われますが、地域にプロ代理店がない場合は保険料が同じでもそれに見合う「安心」を得られないことになります。
専業のプロ代理店が扱う保険と片手間の副業代理店が扱う保険とが同じ値段で売られていること自体に問題があるというべきなのかも知れません。


「代理店の方が安心」というのは、
「常に」安心なのではなく、プロ代理店に恵まれた時の話だと考えるべきでしょう。


通販型の方は代理店が省かれており、代理店探しの心配なしに均一なサービスを期待できるのがメリットです。
一括見積もりサイトでは、通販型の事故対応、無料サービスなどの詳細も比較することができます。


「代理店の方が安心」は限られた場合の話


通販型自動車保険は、従来の任意保険の市場に代理店手数料(保険料の20%)などの中間コストを省いた画期的な価格のダイレクト販売自動車保険という新しい選択肢をもたらしました。


自動車ディーラーはクルマのプロですが保険のプロではありません。
「代理店は事故のときに駆けつけてくれる」という根拠のないコメントもありますが、車のセールスの方が駆けつけたとしても有効なアドバイスができるのでしょうか。


プロ代理店なら頼りになるかもしれませんが、でも事故時の代理店によるあっせんや仲介は法令違反なのです。
しかも、深夜や土日はどうなのでしょうか。24時間365日対応の代理店などあるのでしょうか。


一部のプロ代理店の場合を取り上げ「いざというとき代理店型の方が安心」というのはかなり割り引いて考えるべきでしょう。
通販型の電話による24時間365日受付の初期対応の方があたりハズレが無く安心感で勝っています。
(※初期対応…事故直後の状況聞き取り・アドバイス、病院、警察、修理工場への連絡・手配)


当サイトは、身近でプロ代理店が見つけにくい地域などの場合は「代理店型が安心」というおすすめはできないと考えています。


◎通販型と代理店型は基本のしくみが違う

一括見積もりを行ってみると歴然と通販型の方が安いということが分かります。

通販型の保険料が安いのには明確な理由があります。

通販型は、代理店の手数料、支店経費などの中間的なコストを省略しています。

保険代理店の取り分である代理店手数料は保険料の20%ですので、このコストがあるか無いかは決定的です。

補償、事故対応など基本事項については、通販型も代理店型も金融庁認可の同格の保険事業であり、基本的な違いはありません。

かつて、保険金の出し渋り問題で代理店系大手各社が金融庁から是正を受けたましたが、問題があれば金融庁が放って置かないということです。

合理的でエコノミーな通販型は、エコな軽自動車にピッタリの任意保険なのかもしれません。


◎通販型は事故の時大丈夫だろうか?

「事故のとき代理店型の方が安心」という言い方は誤解を広げていると思います。

この言い方には、事故のときに代理店が事故対応を行うようなニュアンスがありますが、現実には代理店が事故対応を行うことはあり得ません。

「事故対応は保険会社が直接行う」のは代理店型でも通販型でも同じことです。

代理店が事故対応のあっせんや仲介を行なえば法律違反になります。

事故の時の代理店のメリットはあくまでも「アドバイス」です。

ネットなどで「代理店の方が安心」だが「代理店探しが最も重要」というコメントが多いのは、アメリカなどと違い専業のプロ代理店が少ない(10%)という日本の市場の姿を表しています。

代理店が安心というのは、プロとしてのアドバイスが可能な専業の「プロ代理店」を通して契約する場合の話だと考えるべきです。

逆に通販型の任意保険の場合は、事故対応24時間365日受付、初期対応365日実施、豊富な無料ロードサービスなど顧客全員が均一のサービスを受けられるしくみになっているのがメリットです。

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